SSブログ

出産体験談その1 [出産体験談]

更新が滞っていたので、お気づきの方もいらっしゃったと思いますが、はづきもとうとうお母さんになりました!(●^o^●)

日を追って状況を説明したいと思います。
(長文になります。)
***

5月1日(木)
妊婦検診のため、朝一番に病院へ。赤ちゃんどれくらい大きくなっているかなあ、などと思いながら、内診を受けると、お医者さんが「あれ?破水してない?気がつかなかった?」と呟きました。
え?2日前に破水したかも、って病院に行ったときは、破水じゃなくて、おりものって言ってたけど…。
「いえ。全然気がつきませんでした。あんまり出てないし。」と答えると、すぐに検査されて、やっぱり破水していることが判明。その場で即入院決定。(;´Д`)

入院グッズを持ってきていなかったので、とりあえず、病室に通されて、妹に電話をして持ってきてもらうことに。ところが、妹が家で爆睡していたため、なかなか連絡がうまくつながらず、ハラハラしました。

入院してすぐに、お腹に赤ちゃんの心音を計る装置を取り付けられました。あと、破水しているから、ということで、全裸の上にパジャマ、下は紙おむつをさせられました。(ちょっと恥ずかしい。)
また、看護婦さんに「今日はお通じはありましたか?」と聞かれ、「はい。快便でした。」と答えると、「じゃあ、浣腸はしなくてもいいね。」と言われました。ホッ。

ようやく妹が午後に病院へやってきて、とりあえず、荷物を広げたりしてのんびりと病室で過ごしました。陣痛がやってくるのを待っていたのですが、結局この日は陣痛が来る気配が全くなく、そのまま夜になりました。
余裕だったので、ドラマ『ラストフレンズ』を見ました。暇だった…。この頃は…。


***

5月2日(金)

朝また看護婦さんが来て、「今日も浣腸はしなくてもいいね?」と言われたので、「はい。」とはづき。
お医者さんの内診を受けて、子宮口もあまり開いておらず、陣痛も来る気配がないので、陣痛促進剤を使う事になりました。ドキドキ。

何故かいきなり分娩室に通され、そこでずっと横になったまま点滴につながれました。促進剤を少しずつ増やしていくようです。
ところで、大きな病院だったので、分娩室は広くて、カーテンでいくつかにしきられていて、4〜5人が分娩できるようになっていました。
私の左隣の部屋(というか、カーテンの向こう)は今まさにお産の最中で、すごい声が聞こえてきました。右隣は、私と同じく陣痛促進剤を打っている人が寝ているようで、静かでした。

左隣の人は1時間くらい「ああああ、ふうふうふうふう、んんん〜〜〜〜!!」と叫んでいたかと思うと、おぎゃあおぎゃあと声が聞こえてきて、「おめでとうございます。」という声がたくさん聞こえてきました。私は思わず感動して涙がじわり。よかったね、と心の中でそっと祝福しました。

午前中は相変わらず何も変化がなく終わり、昼食後も引き続き、分娩室にて促進剤を続けました。
左隣の部屋が静かになったので、多分病室へ移ったのだと思います。
しばらくすると、また左隣に誰かが入ってきました。これからまたお産をする人がいるようです。
その人も「はあはあはあ、ううううううううう〜〜〜〜!!!」とうなっていましたが、1時間ちょっとでなんとか無事出産。またまたおぎゃあおぎゃあという元気な産声が聞こえてきて、私は再び涙がじわり。おめでとう。

私も促進剤が効いてきて、だんだんとお腹の張りが頻繁になってきました。そして、夕方ごろには、3分間隔でお腹がきゅ〜っと痛むように。「ふ〜、ふ〜、ふ〜」と呼吸法を始めました。右隣の人もいよいよ苦しくなってきたみたいで、「ふうふうふう、んん〜〜」と呼吸法が変わってきました。ドキドキ。

いよいよ私も苦しくなってきたとき、お医者さんがきて、「はづきさんは、今日はいい陣痛が来なかったから、中止にしましょう。体力がもたないしね。明日また続けましょうね。」と言って、点滴中止の指示を出されました。
実のところ、かなり辛くなってきていたので、中止と言われてホッとしました。

病室に戻ると、彼とうちの両親と妹が来ていました。
「お姉ちゃん、苦しくないの?」と妹が心配していましたが、
「ううん。さっきまで苦しかったけど、今はだんだん痛みが遠のいてきてるみたい。」
と私。

大丈夫そうだということで、一旦両親と妹は帰っていきました。彼は一応泊まっていってくれることになりました。
ところが……大丈夫だと思っていたのに、またお腹が痛みだして、気がついたら、5分間隔で陣痛が来ていました。しかも、痛みはかなりMAX。

夜の9時を過ぎたころには、3分間隔くらいになり、子宮口は6センチくらい。
腰が砕けそうな痛みと、下腹部がぎゅ〜〜っと絞られるような痛みが襲ってきて、呼吸もかなり乱れてきました。
今思い出そうとしても、どんな痛みがうまく思い出せないのですが、この世の物とは思えない痛みでした。とにかく我慢できない。猛烈に叫んで暴れ回りたい。

なんとも不幸なことに、微弱陣痛が続き、1〜2分間隔の強い陣痛が来たかと思えば、10分ほど弱いのしか来なかったり、とにかく、1〜2分間隔の酷い陣痛の痛みになんと一晩中耐えることになりました。汗だくになり、四つん這いになり、彼には肛門を押してもらって、「ふ〜〜〜〜、ふ〜〜〜!!!ふううううう!!」と雄叫びをあげ、とにかく酷い状況に。
明け方にはパニック状態になり、意識がぶっ飛ぶほど大暴れ。断末魔の叫び。何度もナースコールを押して、「もうダメです!!!」と助けを求めました。
なんか、本当に私は死ぬのだと思いました。(;´Д`)このままどうにかなって死んでしまう。

***

5月3日(土)

予定日なのです。
午前中は、本当にもはや猛獣状態になっていた私。彼には恥ずかしい姿を見られました。というか、ずっと肛門を押さえててもらいました。「あああああ!!出る!!お尻!!お尻っっ!!」とかなんとかずっと叫んでた気がします。

あまりにも痛みだけが酷く、陣痛の波が乱れているので、見かねた看護婦さんが「ちょっといきんでみてもいいよ。」と言ってくれて、お尻の力を入れてみることにしました。そしたら………なんかうんこが出そうな気が…。
やばい…。今日は余裕がなくて、浣腸もしてない…。一応、自然なお通じが3回もあったけど、でも、なんかうんこ出そう…。

看護婦さんが肛門をぐっと押さえてくれていたので、幸いうんこがもれるようなことはなかったけど、ものすごい強烈な便意を感じて、気が気でなくて、いきみも上手に出来ずと散々な状況に。

子宮口が9センチほどになった昼ごろようやく分娩室へ。
1時間半ほどで生まれるよ、と看護婦さんに言われたのに、結局良い陣痛の波が来ずに、いきみをのがしたりだの、いきんだりだの、途中で赤ちゃんの旋回異常とかいろんな異常が起きたりして、分娩が滞りました。
ちなみに、立会い出産だったので、彼はずっと私に付き添ってくれていました。


2時間以上いきんでも赤ちゃんが出てこられなかったので、見かねた看護婦さんがお医者さんを呼んで、会陰切開をすることに。ってか、会陰切開積極的にしていいから、早く楽にして欲しかった…。でもって、それだけでは出てこないので、吸引分娩と、さらに看護婦さんが私のお腹の上に思いっきり乗って、無理矢理赤ちゃんを出しました。(きょえ〜〜!)

なんか、会陰切開は痛くもなんともなかったけど、お腹に大の大人が全力で乗ってきたことのほうがよっぽど痛かった。

「おぎゃあおぎゃあ」という元気な産声とともに、超でかい赤ちゃんが誕生しました。
って、でかっ!!( ̄□ ̄;)!!
なんだろう??なんかでかすぎやしないか!?
onigiri1.jp.jpg
血だらけのでろでろな赤ちゃんを抱っこして、ホッとしたのもつかの間、赤ちゃんはすぐに検査のため彼と別室へ。私は胎盤を出された後、傷口の縫合やら、子宮収縮剤の点滴やら、いろんな処置を受け、その間中、子宮の収縮の強烈な痛みに耐え続けました。どうも、初産なのに後陣痛が強すぎるらしい。

onigiri2.jpg

onigiri6.jpg
この後2時間くらいそのまま横になって休みました。
検査を終えた赤ちゃんが戻ってきたので、さっそくだっこ。
体重を聞いてびっくり。なんと3790gもあったそうです。( ̄□ ̄;)!!

onigiri7.jpg
なんかもう髪型とか乱れまくっているし…。

後陣痛が酷すぎて、本当は赤ちゃんをしばらく抱っこしたり初乳をあげたりするのだけど、私はちょっとだけ初乳をあげた後、疲れ果ててしまい、この通り。
onigiri8.jpg
意識がぼ〜〜。もったいない。

私があまりにもぐったりしているので、この日は赤ちゃんとの触れ合いがほとんどできませんでした。
その間にうちの家族や彼は赤ちゃんとの写真撮影やビデオ撮影を楽しんでいたようです。

後で、母子手帳を見たら、分娩所要時間が27時間53分と書かれていました。(大難産) 分娩の様子も吸引分娩、微弱陣痛、胎児下降不全、出血量多量と書かれていました。(大難産) それから、出産後2時間休息してから、トイレへ行かされるわけですが、自力で歩けず、おまけにトイレに座っただけでもひどいめまいがして、意識が朦朧。そのまま倒れてしまいました。今思えば、出血多量で貧血状態にでもなっていたのかな…。そのままベッドへと寝かされて、再び点滴させられました。 思い返せば思い返すほど、大事故みたいな出産でした。(大難産(-_-;) )

onigiri3.jpg
生まれた日にしてはキリっとした顔つきをしていた(らしい)虎之介。


長文ですみませんでした♪


****

ところで…
まさに分娩室でいきんでいる最中、やたらと便意を感じました。(これがいきみってやつ?)それに、看護婦さんが何度も私の肛門を開いて中を覗いているのです。よっぽどうんこがさしせまっているのかな?って思ってかなり気になりました。
ところが、お産が進んでくるにつれて、やたらめったら肛門を開くので、どうしてそこまで穴を広げるの!?って心配になってきたら、看護婦さんが「赤ちゃんの髪の毛が見えてきましたよ!」と言うので、そこでやっと、このうんこだと思っていた巨大な物体が赤ちゃんで、看護婦さんが開いて覗いていた穴が実はお尻の穴じゃなくてあそこの穴だということに気がつきました。

なんかびっくり。本当に巨大なうんこが猛烈に出そうな間隔だった。お尻の穴もめっちゃ開いている間隔だった…。(-_-;)
nice!(6)  コメント(6)  トラックバック(1) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 6

コメント 6

がま親分

あらためて、お母さんになったこと、おめでとうございます♪
大難産だったのですね・・・お疲れ様、というか、大仕事でしたね!
うちのムスメが生まれたときのことを思い出しました・・・帝王切開だったので、うんこの心配はなかったようですが。(笑)
by がま親分 (2008-05-12 01:24) 

まゆり

改めて、おめでとうございます。
りりしい赤ちゃんですね♪

by まゆり (2008-05-12 16:11) 

はづき

>がま親分さん、まゆりさん

>がま親分さん
大難産でした。(-_-;) 本当に辛かったです。陣痛があまりにも長過ぎて、分娩室に入ったときにはすでに虫の息状態でした。
帝王切開もかなり大変ですね。術後は点滴につながれっぱなしで、トイレにも行けないと聞きました。傷口も痛そうだし。出産って、とにかく女性にとって、大きな試練ですね。

>まゆりさん
ありがとうございます。
赤ちゃんって、日に日に顔つきが変わってくるものですね。凛々しい顔立ちだったのは生まれた当日だけで、今はおにぎりがつぶれたような顔しています。(笑)
by はづき (2008-05-13 15:46) 

はづき

>CARRERAさん、macoronさん

>CARRERAさん
niceありがとうございます。無事出産できてよかったです。(●^o^●)

>macoronさん
niceありがとうございます。ご心配をおかけしました。(*^_^*)
by はづき (2008-05-13 15:48) 

tubomi

ごめんなさいね
ゆうやく辿り着きました。
ご出産 おめでとうございまーす(^-^)
by tubomi (2008-05-14 22:00) 

はづき

>tubomiさん
ありがとうございます。(*^_^*)
お産があまりにも重かったため、未だに母体の回復が順調じゃなくて困っています。1ヶ月検診までには健康体に戻したいです。
赤ちゃんのお世話にも早く慣れたいところです。
by はづき (2008-05-15 12:54) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。