内側には宇宙

ちょっと寂しい風景。

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角田光代さんの『予定日はジミー・ペイジ』を読みました。

予定日はジミー・ペイジ

• 作者: 角田 光代
• 出版社/メーカー: 白水社
• 発売日: 2007/09/01
• メディア: 単行本

私も、角田さん、いつの間に出産してたの！？と騙された人のうちの一人です。
角田さんのファンなのですが、本屋に並んでいたこの本を手に取って、どう見ても妊婦の日記になっているので、「これは！！角田さん出産か！！」と思って買った本なのです。

実はフィクションなんだけど、ともかく、ダメ妊婦の日記になっています。
このダメっぷりが、私は妙に共感できちゃうんだよね。
私の場合は、望んで妊娠したわけだから、赤ちゃんできたときは嬉しかったけど、それでも、やっぱり周りのママさんたちみたいに優しい気持ちになれなかったり、赤ちゃん大好きになれなかったりするのです。というか、私には母性が欠けている。
ちょうどこの本の主人公もモロに母性が欠けていて、お腹の中の赤ちゃんのことをなんか不思議に思っているあたりが共感できます。

私は今、妊娠７ヶ月なのですが、このところ胎動が激しくなってきて、ようやく赤ちゃんのこと愛おしいと思うようになってきました。
お腹がぽこんぽこん動いているのを見ていると、お腹の中で赤ちゃんがボクシングしている姿が浮かんできて笑えます。あまりにも暴れるので、本当に「何してるんだろ、この子。」と思ってしまう。

自分のお腹なのに、自分のお腹じゃないみたいで、まるでお腹の内側が宇宙に繋がっているような感覚です。変な感じ。

コメント 5

自分のお腹じゃないみたいな不思議な感じ、私も来年か再来年あたりに
は体験したいな、って思ってます(✪ฺܫ✪ฺ)
母性って不思議ですよね。私の周りで今、初産ラッシュなのですが、
どんなに疲れていても眠たくても、わが子が泣けば不思議とお世話しなくっちゃ！って頑張れちゃうそうで母はすごいな～と話しを聞いてて思います♪
by (2008-01-28 11:11) 

はづきさんが立派なお母さんになれるよう応援していますよ(^o^)丿　寒い日が続くので、カイロを片手に温かくして過ごしましょうね、自分は久しぶりにご飯を大量に食べて、お腹が妊婦さんみたい・・・寝苦しかったですよ、食は命の源～よく食べ寒さも風邪も乗り越えましょう、ううっ梅干が酸っぱい（涙）
by 武蔵 (2008-01-29 12:43) 

振り返ってみると私も、どちらかというとダメ妊婦でした。
でもね、開き直っちゃうけど、みんなそれぞれダメ妊婦じゃないかな。
ダメダメな部分をあえて他人には見せないだけ！…だと思います。
だって、みんな初心者ですから(^^)
子育てしながら徐々に母性に目覚めるのよ、きっと。
＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊
ところで、私の本を読んでくださってありがとうございました。とっても嬉しいです！
出版社は最初、前半だけを出したいと言ってきたのです。
でも私は、両方そろって初めて一と思っていたので、後半も認めてもらいたくて何度も書き直しました。
世に出してみたら後半への反響が結構大きいので、苦労した甲斐あったなぁ、と思ってます。
はづきさんも後半を気に入って下さったみたいなので、とても嬉しく思います(^^)


そうそう、関係ないけど作品中の「指揮科の貴公子」には「のだめカンタービレ」千秋真一のイメージが、ちょっと入ってます(^^;
めちゃくちゃ自信家なところとか。
モデルって訳ではないけど、ね(^_-)-☆
by まゆり (2008-02-01 16:39) 

>macoronさん、武蔵さん

>macoronさん
macoronさんも是非体験してみてください☆なんか不思議な感じがして、でも、こんな体験も一生に何度もできないことなんだなあとしみじみ思っています。
私の周りも出産ラッシュでした。仕事の同期の友達たちがみんなそろいもそろってここ１年の間に出産しました。私がそのラッシュの一番最後になる予定です。みんな男の子だったんだけど、私はどっちかなあ…。

母性ちょこっと目覚めてきました！


>武蔵さん
立派な母どころか、立派な人間ですらない私ですが、子どもは大事にしたいです。というより、バカ親にならないように気をつけます。（親バカはいいんだけど、バカ親は勘弁。）

そうそう。武蔵さんが寝苦しいとおっしゃったけど、まさに私はお腹が大きすぎて寝苦しいです。うつぶせできないし、仰向けもできないし…。
by はづき (2008-02-01 18:13) 

>まゆりさん
最近ようやく母性らしきものが目覚めてきました。出産がどんなに苦しくても赤ちゃんに会いたいなって思います。楽しみだなあ。（できれば安産がいいですが。）

近くにママ友等がいませんので、きっと孤独な子育てになりそうですが、適度にがんばります。

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出版社は前半だけ出すつもりだったのですか？それは危ないところでしたね。後半があって、初めて１つの物語だと思います。
まゆりさんが主張を通して正解でしたね！
by はづき (2008-02-01 18:16)